中原圭介さんの、「経済予測脳で人生が変わる」、とても感銘を受けました。なぜ、今、我々人間は競争に明け暮れ、経済に奔放され、とても生きにくいのか、その原因、歴史が分かり、将来のポスト資本主義のあり方のようなものも感じる事が出来る名著です!

経済予測脳で人生が変わる!―仕事も投資も成功できる「起こりえる未来」の読み方

経済予測脳で人生が変わる!―仕事も投資も成功できる「起こりえる未来」の読み方


中原さんの事は、

苫米地さんとの対談CDで、

知って、その後、

金融危機で失った資産を取り戻す方法

金融危機で失った資産を取り戻す方法

を読んだりしていましたが、

やっと、中原さんの人間的な部分、

人間に対する思いなど、

熱く感じる事が出来ました。




この本は、

どう資産運用をするかの具体的な事を書いている訳ではなく、

なぜ、リーマンショックがおき、

今、日本、世界の経済は、

こうなってしまったのか、

なぜ、日本人は、世界の人間は、

競争に明け暮れ、

バブルを生み出し、

経済的にも精神的にも苦しい経験をしているのか、

その理由もある程度理解できます。




チューリップバブル

住宅バブル、金融バブル、

など、

なぜ起きて、

なぜ、壊れ去るのか、

その理由も明確な回答が示されていました。




かなり、分かりやすく書いていて、

今、我々が苦しんでいる理由も、

分かり、

自分たちの時代の歴史の中の、

立ち位置が、

明確に認識される名著です。



この本の中で引用されている、

構造と力―記号論を超えて

構造と力―記号論を超えて

や、

逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)

逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)

の論点を明確に示しており、

とてもこれらの本も読みたくなりました。

(ってか、amazonで思わず注文しちゃった(笑))





苫米地さんの本から、

中原さんは、

苫米地さんの本の根本的なところに、

浅田彰さんの、思想と言うか、

根底なところがある、

と話されているのを聴いて、

とても気になっていました。

けど、難しい本、

けど、10万部も売れた、

けど、難しいならな〜〜、

って思ってたんだけど、





競争に明け暮れる人間、パラノ人間

競争に追い込まれても、すぐにキョロキョロして別な人生を歩む、スキゾ人間




現代の人間達と、

未来の人間のある方向性、

現に、今現在、スキゾ人間、が、

若者の中に現れている、



と言うところももの凄く強烈で、

ポスト資本主義のあるべき姿を、

かいま見れたと言う感じです。

そう言う世界、どうあったら良いか、

を、探していたので。




また、

これから先の数十年のレベルで、

経済はどのようになっていくか、

歴史的な観点、

哲学的な視点、

心理学的な面から見た、

予測と言うか、

歴史の中の、

今、我々がいる時代がどういう時代で、

将来どうなっていくのか、

それぞれの人間が、

それぞれの脳で考えて、

どう生きていくかを決めていく事が出来る本、




が、とても分かりやすく書いていて、

今までも、



経済予測はなぜ出来る?




と思っていた疑問が、

結構解決されました。

なんだか、

まだまだ頼りないけど、



自分も世界経済、日本経済、資本主義の行方、




の予測を、自分も出来るかも、

と思わせてくれる名著だと思います。

新しく、

中原圭介さんの生き方と言うか、

人格的な部分も感じ取れて、





日本政府さん!中原さんの意見を取り入れてみてください!





と、思わず、言いたくなった本です。

なんか、他の著書も読みたくなりました!

分かりやすくていい本でした!



中原さん、素晴らしいです!!

本当に勉強になりました!