2010-12-21から1日間の記事一覧

これほどまでに量子力学の観測と解釈問題を明確に、そして繊細に描かれた本を見たことがないです。今後の人生を捧げたいと思える本との遭遇です(笑。量子力学ー観測と解釈問題ー、高林武彦著、保江邦夫編。本当にすばらしい本です!

量子力学―観測と解釈問題作者: 高林武彦,保江邦夫出版社/メーカー: 海鳴社発売日: 2001/10/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る高橋康さんが、はじめに、を書いています!「(本書を見て)私はびっくり仰天した。 …

精神と物質、シュレーディンガー著。蜂の巣の蜂は完全にエゴイズムを放棄。が、間違って違う蜂の巣に行くと、完璧なエゴイズムな蜂となり、殺される。ある組織ではエゴイズムは放棄されているが、別な組織に入ると、エゴイズムになる。逆に、組織にとってエゴイズムな人間は嫌がらせを受けるが、同じエゴイズムを持った組織の中に入ると、歓迎されエゴイズムな人間ではなくなる。さすが、シュレーディンガーさん!

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察作者: エルヴィンシュレーディンガー,Erwin Schr¨odinger,中村量空出版社/メーカー: 工作舎発売日: 1999/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (12件) を見るかなり面白いです。ダ…

「ものそれ自体」というものに限界を敷けばそこまでが限界だけど、物理次元から情報次元へと思考を上げていけば、限界は伸びていくが、物理学、科学の世界においていかにそれをするか、を考えていけばいいことになるわけだ!(笑

カントの「ものそれ自体」を知ることは出来ない。人間それ自体が、ものそれ自体であり、同じものである。感覚器が存在すること自体が、「ものそれ自体」を知ることを不可能にする。

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察作者: エルヴィンシュレーディンガー,Erwin Schr¨odinger,中村量空出版社/メーカー: 工作舎発売日: 1999/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (12件) を見る これかなりヤバイ。楽…