アインシュタインは実在論を選び、ボーアは反実在論を選んだ。実在論とは、事物が人間の認識とは独立して、人間が認識してもしなくても存在する事を認める哲学。反実在論とは、物理量は観測によって実在のものとなる、という解釈。ボーアは観測によって、離れた二つの電子が遠隔相関した物理量、を持つようになる事を認め、自然は非局所的であると主張した。

以下の教科書から転載。

第8章 観測問題と量子情報工学

のところ。

基礎電子物性工学―量子力学の基本と応用 (電子情報通信レクチャーシリーズ)

基礎電子物性工学―量子力学の基本と応用 (電子情報通信レクチャーシリーズ)

とてもイメージしやすい本です。

EPR問題や多世界解釈など、

一般的な教科書ではあまり書かない?事が書かれています。



阿部先生の以下の教科書も個性的。

電子物性概論 量子論の基礎 (電子・情報工学講座)

電子物性概論 量子論の基礎 (電子・情報工学講座)

以前、私の講義でも使用させて頂きました。