カントの「ものそれ自体」を知ることは出来ない。人間それ自体が、ものそれ自体であり、同じものである。感覚器が存在すること自体が、「ものそれ自体」を知ることを不可能にする。

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察


これかなりヤバイ。

楽しすぎる!

精神と物質、シュレーディンガー著。蜂の巣の蜂は完全にエゴイズムを放棄。が、間違って違う蜂の巣に行くと、完璧なエゴイズムな蜂となり、殺される。ある組織ではエゴイズムは放棄されているが、別な組織に入ると、エゴイズムになる。逆に、組織にとってエゴイズムな人間は嫌がらせを受けるが、同じエゴイズムを持った組織の中に入ると、歓迎されエゴイズムな人間ではなくなる。さすが、シュレーディンガーさん!

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

かなり面白いです。

ダーウィンの進化論に疑問を呈しているところ、

などなど、気づきが多い。

これほどまでに量子力学の観測と解釈問題を明確に、そして繊細に描かれた本を見たことがないです。今後の人生を捧げたいと思える本との遭遇です(笑。量子力学ー観測と解釈問題ー、高林武彦著、保江邦夫編。本当にすばらしい本です!

量子力学―観測と解釈問題

量子力学―観測と解釈問題

高橋康さんが、はじめに、を書いています!

「(本書を見て)私はびっくり仰天した。
上に述べた解釈の問題、および、量子力学における物理的実体の問題が
真正面から詳論されている。・・・・・時宜を得たイクサイティングな
出来事である。」


と高橋さんは書いています!

感動ものの本でした!